こんにちは、旅好きなジュンコです。
このブログでは、人気観光地の網羅情報ではなく、心と体がゆるみ、実際におすすめしたいと感じた場所を紹介しています。
温泉や公園、国内外の旅で出会った宿や、カラダに優しいグルメなど、体験して納得できたものを中心に綴っています。静かにリフレッシュしたい方や、次の休日や旅先選びの参考になれば嬉しいです。
前回に続き、5回目のインド旅の記録です。今回は二つ目の目的地、アルナーチャラでの滞在について綴ります。
アルナーチャラを選んだ理由
流れで、インドに2週間滞在することになった。
オーロヴィルの他にもどこか行きたい。
オーロヴィル滞在記はこちら>>
さて、どこにしようかと少し考えたとき、ふと「アルナーチャラ山」という名前が浮かんだ。
昔、どこかで聞いたことがある場所だ。
調べてみると、それほど遠くない。
しかも、聖者ラマナ・マハリシのアシュラムがあるではないか。
これは行くしかないと、すぐに心が決まった。
アルナーチャラへの移動
オーロヴィルを出てポンディシェリで一泊。
翌朝、ポンディシェリのバススタンドへ向かう。ティルヴァンナーマライ行きのローカルバスは頻繁に出ているので、予約はしていない。
ベージュの制服を着た職員に「ティルヴァンナーマライ」と尋ねると、方向を示してくれる。それを何度か繰り返すとバスにたどり着く。看板が読めなくても、言葉が聞き取れなくても問題ない、簡単な方法だ。
バスが走り出してから、車掌さんが料金を回収に来る。約3時間の乗車で95ルピー(約200円)。ローカルバスは本当に安い。
100kmほどの道のりは、いくつかの街を経由する。町に近づくたび、少しずつ賑やかになり、合間にはのんびりとした田舎の風景も楽しめた。目的地に近づく頃には乗客が増え、車内は人でいっぱいになっていた。
アルナーチャラで体験した3つのこと
ラマナ・マハルシ・アシュラム
アルナーチャラで一番に訪れたのは、ラマナ・マハルシ・アシュラム。アシュラムとは、聖者が暮らし、教えを伝えた修行の場のこと。
昔、ヨガの歴史を学んだときに知ったヨガの聖者、シュリ・ラマナ・マハルシ。
(シュリとは、「聖なる」「尊敬すべき」という敬称)
アシュラムの裏手にある聖山アルナーチャラの洞窟で、真我に沈潜しながら座り続けたと言われている。今もアシュラムやアルナーチャラには、世界中から多くの人が静かに訪れている。
アシュラムの入り口では、警備員が服装などを確認し、その後、靴を預けて敷地に入る。神聖な場では「はだし」になるのだ。

アシュラム内は写真撮影が禁止。沈黙を告げる看板だけでなく、監視員がその空気を守るために見回っている。
訪れている人は、西洋人が多い印象だった。幅広い年代の人たちが、長く滞在しているような雰囲気を感じる。アシュラムで学びたい人も多く、収容が間に合わず外のゲストハウスに滞在している人もいるという。
敷地内には、瞑想できるホールがいくつかある。通常は床にそのまま坐るが、マイクッションを持参している人もいた。
短い時間で、すぐに心が静かになった。
ギリ・プラダクシナ
アルナーチャラ滞在2日目は、ギリ・プラダクシナを体験した。
「ギリ」は山、「プラダクシナ」は時計回りの巡礼・歩行を意味する。アルナーチャラは山そのものが神聖な存在とされているため、その周りを歩くこと自体が祈りの行為とされている。
一周はおよそ14km。多くの人が、はだしで歩く。私はスニーカーで歩くことにした。

夜に歩く人も多いと聞いていたが、私は日中に歩いた。道路沿いには小さな祠や寺院が点在し、地元の人たちが手を合わせている姿も見える。
一周する間、写真のように少し静かな場所もあるが、基本的にはチャイや軽食、フルーツを売る屋台や、托鉢をしている修行僧の姿が続く。ギリ・プラダクシナは、私がイメージしていた真剣な巡礼というより、もっと身近な親しまれている印象だった。
途中でココナツジュースなどを飲みながら休憩を挟み、4時間ほどで一周を終えた。
山の周りをぐるっと歩くのは初めての経験。さまざまな角度から眺めると形や印象が変わり、何時間も山を感じながら歩くことができ、とても興味深かった。
アルナーチャラ登山
アルナーチャラの最後の目的が、アルナーチャラ登山だった。
プラーナ文献によれば、原始の神であるブラフマーとヴィシュヌの自我は、この場所でシヴァによって破壊されたとされるという。シュリ・ラマナ・マハルシが寝食を忘れて長年坐り続けたヴィルパクシャ洞窟とスカンダスラマムが、特に見どころだ。
登山口は、ラマナ・マハリシ・アシュラムの裏手にある。靴はアシュラムの入り口で預けているので、はだしで登った。
キレイに舗装された登山道を1時間半ほど登ると、街を見渡せる場所に出た。インドとともってみているせいか、あるいは沢山の聖者が修行した街だからか、言葉にしがたい感覚に包まれる。

さらに登ると、スカンダスラマムにたどり着く。ここにも監視員がいて、写真撮影禁止や沈黙を守っている。小さな建物の中は、隙間なく人が坐って瞑想していた。アシュラムよりも、さらに重みのある神聖さを感じる。
スカンダスラマムから少し下ると、ヴィルパクシャ洞窟がある。ここにも番人がおり、厳粛なムードが漂う。スカンダスラマムよりずっと小さく、すでに坐っている人で埋め尽くされていたため、礼拝だけして坐るのは手放した。
シュリ・ラマナ・マハルシが愛した聖山アルナーチャラ。整備され、人々に開かれた場所でありながら、その神聖な存在感は今も静かに保たれているように感じられた。
長くなってきたので、一旦ここで終わります。
読んでくれてありがとう。
次は、ティルヴァンナーマライの街の様子を綴ります。よかったらまた読みにきてね。

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