こんにちは、旅が好きなジュンコです🌿
このブログでは、人気観光地の網羅情報ではなく、心と体がゆるみ、実際におすすめしたいと感じた場所を紹介しています。
温泉や公園、国内外の旅で出会った宿や、カラダに優しいグルメなど、体験して納得できたものを中心に綴っています。
静かにリフレッシュしたい方や、次の休日や旅先選びの参考になれば嬉しいです💕
今回は、オーロヴィルについて綴ります。
前回の旅の様子はこちら
→【インド旅2026③】チェンナイからオーロヴィルへ|ローカルバスとトゥクトゥクの移動体験記
世界最古・最大のエコヴィレッジは、想像以上に広かった
オーロヴィルの敷地面積は、約20平方キロメートル。
施設は点在していて、徒歩移動は想像以上に過酷だった。

到着初日、窓口であるビジターセンターから予約したゲストハウスまで歩いてみた。舗装されていない道では車が通るたびに土埃が舞い上がり、日差しも強い。
徹夜明けの身体には堪えた。

その日のうちにレンタル自転車を契約。
最終日まで、なくてはならない相棒になった。
絵本のようなゲストハウスと、整った静けさ
滞在したゲストハウス名は、セレンディピティ。
「何かを探している最中に、探していたものとは別の価値あるものを偶然発見する能力や、思いがけない幸運な偶然を引き寄せる力」という素敵な意味だ。
絵本の中のような可愛らしい建物で、緑に囲まれ、空気は穏やか。時間はゆっくり流れていた。
円形のヨガホール、整然と保たれた共用キッチン、公園の東屋のようなダイニング。
静かに過ごしたい人も、自然に交流したい人も、それぞれの距離感で心地よくいられる設計だった。
オーロヴィルのゲストハウスは、公式サイトから予約する仕組みになっている。
一般の予約サイト経由だと公認施設ではない場合があり、オーロカード(オーロヴィルのプリペイドカード)が発行されないこともある。そうなると、一部のレストランやイベントに参加できない場合もあるという。
オーロカードは、ゲストハウスで受け取った後、タウンホール(オーロヴィルの市役所みたいなところ)でお金をチャージする。
手続きが終わると、共同体の一部として迎え入れてもらった感覚になった。



カフェ事情と、ポンガルの洗礼
公式サイトでは(2026年2月現在)、約30軒のカフェがあるという。
価格帯はさまざまだが、とてもフレッシュで美味しかった。
理念に沿った環境と人から作り出されたからだろう。
東屋のような、なかば屋外の店が多く、それがとても気持ちよかった。



オーロヴィルでは浄水システムが整っており、給水所では自分のボトルがあれば無料で利用できる。
先にふれた支払いは「オーロカード」限定の店や、営業は夜のみなど、店によって違うので注意が必要。
滞在中はちょうどポンガル(収穫祭)と重なり、多くの店が休業。
うっかり食事難民になりかけた。
理想郷であっても、備えは大切だ。
マトリマンディール 完全な静寂の体験
マトリマンディールとは、サンスクリット語で「母なる神殿」を意味する。
新たな意識の誕生を象徴する場とされている。
入口で荷物を預け、内部は一切撮影禁止。
ガイドの手振りに従って、静かに坐る時間から始まる。
長いスロープを静かに進み、メインの瞑想室へ。
(リンク内にある動画の最後の方で、館内の様子をみることができます。)
完全な静けさ。
長い時間、それが守られてきた、その空気感たるや。
建物を出たあとは自由解散。
周囲の庭園や水辺、幾何学的にデザインされた空間を歩きながら、余韻をしばらく味わった。
サヴィトリ・ババンで出会った言葉
サヴィトリ・ババンという施設がある。創設者マザー(ミラ・アルファッサ)とシュリ・オーロヴィンドの思想や歴史が展示されている。
なんとなく建物の裏にまわってみると小道があり、進んでいくとオブジェと詩の言葉があった。
シュリ・オーロヴィンドは投獄という絶望の中で神を求め、そこで神を見たという。
だからその出来事さえも、恩寵だったという旨の詩だった。
偶然のように出会ったその空間は、深く胸に残っている。
ソリチュードファームと自然農
ソリチュードファームでは、日本の自然農法を学び、福岡正信を敬愛するクリシュナさんが農園を運営している。
裸足で畑を歩きながら、自然のパワーを喜びとともに全身で語る姿。
言葉は十分に理解できなくても、純粋な情熱はまっすぐに伝わってきた。



地図に出ない場所、人の手が示す道
オーロヴィルの施設の中には、Googleマップでは正しく示されず辿り着けない場所もあるので、行こうと思う方は少し頭に入れておいてください。
ソリチュードファームが一番分かりにくかった。大きな通りから、わき道に入り、100Mほど進んだところの看板がないところで左に曲がり、さらに50Mほど奥に進むとやっと看板がありました。場所によっては人が通ってないので、本当に困ることがありました。
主要な交差点などには案内の人が立ち、親切に道を教えてくれます。
ここでは、テクノロジーよりも人が道標。
だんだんと顔なじみになり、手を振ると返してくれるコミュニケーションが嬉しかった。
オーロヴィルに住む人たち
オーロヴィルに住む人たちのことをオーロヴィアンという。
マトリマンディールが出来た当初から庭を整える年配のドイツ人と、歴8年のインド人ミュージシャンに特にお世話になった。
それぞれが自分の好きなこと、大切にしたいことをのびやかに実践していて、皆さんの表情はとても明るく、どこか軽やかな印象。
オーロヴィルの創設者の夢に共感し、喜びを感じながら毎日を送り、その恩恵が輝きとなってにじみ出てるようでした。
ボランティアに参加
オーロヴィル内では様々なイベントやワークショップも行われているが、マトリマンディールの庭のお手入れのボランティアが気に入ってしまい、何度も参加した。
毎日、朝6時と午後3時の1日2回、行われている。
完璧に整えられた庭は、労働ではなく、祈りのように感じられた。
それが育むこの空気。ここにいるだけで本当に気持ちが良かった。
オーロヴィルでの滞在を振り返って
もともと行くつもりはなかった。タイの旅を手配していたとき、ふとインドに世界最大・最古のエコヴィレッジがあると知り、この機会に足を延ばしてみることにした。
オーロヴィルには3日滞在し、一度別の町へ向かったが、また戻って4泊した。
インドにはアシュラム(ヨガや瞑想の道場)が点在するが、ここは街全体というスケールで雰囲気が広がっている。1968年の創立時は、赤土の広大な土地と1本の木しかなかった場所に、マザーの夢に共感した人々が毎日想いを積み重ねてきたのだ。
所有から離れ、見返りを期待せずに生きる人たち。
そんな人たちに実際に会って、考えさせられた。
とても価値のある旅になった。
長い記事になりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。
オーロヴィルのヨガや創立者についての背景は、私が運営する「ウェルネスサロン・アンバー」のブログでさらっとまとめています。
インド・オーロヴィルで出会ったヨガ
次回は、ティルヴァンナーマライ(聖山アルナーチャラ)について綴ります。

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