【インド旅2026④】オーロヴィル滞在記|チャレンジングなヴィジョンを掲げる共同体

マトリマンディール外観(オーロヴィル) 海外のリラックス旅

こんにちは、旅が好きなジュンコです🌿

このブログでは、人気観光地の網羅情報ではなく、心と体がゆるみ、実際におすすめしたいと感じた場所を紹介しています。

温泉や公園、国内外の旅で出会った宿や、カラダに優しいグルメなど、体験して納得できたものを中心に綴っています。

静かにリフレッシュしたい方や、次の休日や旅先選びの参考になれば嬉しいです💕

今回は、オーロヴィルについて綴ります。

前回の旅の様子はこちら
【インド旅2026③】チェンナイからオーロヴィルへ|ローカルバスとトゥクトゥクの移動体験記

世界最古・最大のエコヴィレッジは、想像以上に広かった

オーロヴィルの敷地面積は、約20平方キロメートル。
施設は点在していて、徒歩移動は想像以上に過酷だった。

オーロヴィル全体の地図。ゲストハウス、施設、道路など主要エリアがわかる

到着初日、窓口であるビジターセンターから予約したゲストハウスまで歩いてみた。舗装されていない道では車が通るたびに土埃が舞い上がり、日差しも強い。
徹夜明けの身体には堪えた。

両側に木が茂る舗装された小道。青空の下、道が遠くまで続く風景

その日のうちにレンタル自転車を契約。
最終日まで、なくてはならない相棒になった。

絵本のようなゲストハウスと、整った静けさ

滞在したゲストハウス名は、セレンディピティ

「何かを探している最中に、探していたものとは別の価値あるものを偶然発見する能力や、思いがけない幸運な偶然を引き寄せる力」という素敵な意味だ。

絵本の中のような可愛らしい建物で、緑に囲まれ、空気は穏やか。時間はゆっくり流れていた。

円形のヨガホール、整然と保たれた共用キッチン、公園の東屋のようなダイニング。
静かに過ごしたい人も、自然に交流したい人も、それぞれの距離感で心地よくいられる設計だった。

オーロヴィルのゲストハウスは、公式サイトから予約する仕組みになっている。

一般の予約サイト経由だと公認施設ではない場合があり、オーロカード(オーロヴィルのプリペイドカード)が発行されないこともある。そうなると、一部のレストランやイベントに参加できない場合もあるという。

オーロカードは、ゲストハウスで受け取った後、タウンホール(オーロヴィルの市役所みたいなところ)でお金をチャージする。
手続きが終わると、共同体の一部として迎え入れてもらった感覚になった。

カフェ事情と、ポンガルの洗礼

公式サイトでは(2026年2月現在)、約30軒のカフェがあるという。
価格帯はさまざまだが、とてもフレッシュで美味しかった。
理念に沿った環境と人から作り出されたからだろう。

東屋のような、なかば屋外の店が多く、それがとても気持ちよかった。

オーロヴィルでは浄水システムが整っており、給水所では自分のボトルがあれば無料で利用できる。

先にふれた支払いは「オーロカード」限定の店や、営業は夜のみなど、店によって違うので注意が必要。

滞在中はちょうどポンガル(収穫祭)と重なり、多くの店が休業。
うっかり食事難民になりかけた。
理想郷であっても、備えは大切だ。

マトリマンディール 完全な静寂の体験

マトリマンディールとは、サンスクリット語で「母なる神殿」を意味する。
新たな意識の誕生を象徴する場とされている。

入口で荷物を預け、内部は一切撮影禁止。
ガイドの手振りに従って、静かに坐る時間から始まる。
長いスロープを静かに進み、メインの瞑想室へ。
(リンク内にある動画の最後の方で、館内の様子をみることができます。)

完全な静けさ。
長い時間、それが守られてきた、その空気感たるや。

建物を出たあとは自由解散。
周囲の庭園や水辺、幾何学的にデザインされた空間を歩きながら、余韻をしばらく味わった。

サヴィトリ・ババンで出会った言葉

サヴィトリ・ババンという施設がある。創設者マザー(ミラ・アルファッサ)とシュリ・オーロヴィンドの思想や歴史が展示されている。

なんとなく建物の裏にまわってみると小道があり、進んでいくとオブジェと詩の言葉があった。

シュリ・オーロヴィンドは投獄という絶望の中で神を求め、そこで神を見たという。
だからその出来事さえも、恩寵だったという旨の詩だった。

偶然のように出会ったその空間は、深く胸に残っている。

ソリチュードファームと自然農

ソリチュードファームでは、日本の自然農法を学び、福岡正信を敬愛するクリシュナさんが農園を運営している。

裸足で畑を歩きながら、自然のパワーを喜びとともに全身で語る姿。
言葉は十分に理解できなくても、純粋な情熱はまっすぐに伝わってきた。

地図に出ない場所、人の手が示す道

オーロヴィルの施設の中には、Googleマップでは正しく示されず辿り着けない場所もあるので、行こうと思う方は少し頭に入れておいてください。

ソリチュードファームが一番分かりにくかった。大きな通りから、わき道に入り、100Mほど進んだところの看板がないところで左に曲がり、さらに50Mほど奥に進むとやっと看板がありました。場所によっては人が通ってないので、本当に困ることがありました。

主要な交差点などには案内の人が立ち、親切に道を教えてくれます。

ここでは、テクノロジーよりも人が道標。
だんだんと顔なじみになり、手を振ると返してくれるコミュニケーションが嬉しかった。

オーロヴィルに住む人たち

オーロヴィルに住む人たちのことをオーロヴィアンという。

マトリマンディールが出来た当初から庭を整える年配のドイツ人と、歴8年のインド人ミュージシャンに特にお世話になった。

それぞれが自分の好きなこと、大切にしたいことをのびやかに実践していて、皆さんの表情はとても明るく、どこか軽やかな印象。

オーロヴィルの創設者のに共感し、喜びを感じながら毎日を送り、その恩恵が輝きとなってにじみ出てるようでした。

ボランティアに参加

オーロヴィル内では様々なイベントやワークショップも行われているが、マトリマンディールの庭のお手入れのボランティアが気に入ってしまい、何度も参加した。
毎日、朝6時と午後3時の1日2回、行われている。

完璧に整えられた庭は、労働ではなく、祈りのように感じられた。
それが育むこの空気。ここにいるだけで本当に気持ちが良かった。

オーロヴィルでの滞在を振り返って

もともと行くつもりはなかった。タイの旅を手配していたとき、ふとインドに世界最大・最古のエコヴィレッジがあると知り、この機会に足を延ばしてみることにした。

オーロヴィルには3日滞在し、一度別の町へ向かったが、また戻って4泊した。

インドにはアシュラム(ヨガや瞑想の道場)が点在するが、ここは街全体というスケールで雰囲気が広がっている。1968年の創立時は、赤土の広大な土地と1本の木しかなかった場所に、マザーの夢に共感した人々が毎日想いを積み重ねてきたのだ。

所有から離れ、見返りを期待せずに生きる人たち。
そんな人たちに実際に会って、考えさせられた。
とても価値のある旅になった。

長い記事になりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

オーロヴィルのヨガや創立者についての背景は、私が運営する「ウェルネスサロン・アンバー」のブログでさらっとまとめています。
インド・オーロヴィルで出会ったヨガ

次回は、ティルヴァンナーマライ(聖山アルナーチャラ)について綴ります。

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